ブラック伯爵の一人息子ゴードンとリリーのツーショットですが、にゃ? ふたりは恋に!??
さてさて、それはどうなんでしょう--本文で、どうぞ、確かめてやってくださいませ!
それにしても、この物語にはおもろい人たちが、いっぱい出てきます。リリーは
とてもまじめで健気な女の子ですが、それでもどこか、おもろいんですよね。
もともと、おもろいクイーン・ドラゴンとの掛け合いなんか、もう最高。もっと変なのは
イバンジェリン王妃の母、クリスタル・ブライト! 娘さんのほうは、もとぶんむくれ不良少女だ
ったけど、ライオネル国王と結婚して、生まれながらの優しさが色濃く出てきました。訳者の
わたしは、どんどんイバンジェリン・ファンになっています。ところが、その一方で、
クリスタル・ママは、まあ、わがままで自分勝手で(同じか)、せこくて、いい年して
成長がみられん(!)とんでもない困ったちゃんなんですが、どこか憎めないんですよね。
いつも思うけど、こういうおおらかさがオーストラリアの作家さんの特長ですかね。原書を
読んでても、なんか楽しくて、ほっとしちゃいます。作者さん(女性)が、
色んな場所で、同性に優しいまなざしを向けているところも、いいなあ!
サイドカーつきのオートバイにわくわく、戦闘機からの機銃掃射にびくびく、
ブラック伯爵の意味深い発言に、うーんとうなりながら、
5/28には3巻が発売です。近々、表紙をアップして、先行でご覧頂く予定です。
3巻にはなんと、クエンチ一族のご先祖(ほんもの)が登場しちゃいますので、
どうぞよろしく!!