☆合歓(ねむ)の花
あっというまに7月も半分。でも、まだ梅雨のなかですね。
合歓の花を見つけました。
☆花合歓や離宮は闇に包まれて 好恵
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あっというまに7月も半分。でも、まだ梅雨のなかですね。
合歓の花を見つけました。
☆花合歓や離宮は闇に包まれて 好恵
今月の<大オススメ! は、
『ぼくのネコにはウサギのしっぽ』
(朽木祥・作 片岡まみこ・絵/ 学習研究社)
家族に動物が加わると――いろんなことが起こりますよね。
仲良しだったよそのペットが亡くなっても――いろんなことを思います。
この本には、思わず胸がきゅんとなるような、ペットと子どもたちのお話が3話、納められています。
順番はネコ、イヌ、イヌ。
1話目は、とてもできのいいお姉ちゃん(6年)と、影のうすいぼく(4年生)。
ふたりが相次いで、ネコを手に入れます。これがまた、飼い主にそっくり(!?)。
お姉ちゃんのはきれいで頭がよくておしゃまなコ。ぼくのは不器量で、おどおどしているコ。
ぼくは、二匹をひそかに姉と自分に置き換えて、ひがんだり、幼い敵意をつのらせたりするの
ですが……。
2話目は、家で突然、イヌを飼うことになった男の子のお話。両親の愛情を独占してきた一人っ子の
ぼくには、子犬が弟のようでもあり、ライバルでもあり……。
ところが、ある日、子犬と留守番をしていると、子犬くん、とんでもないことをしてくれました!
それも、命にかかわるようなことを。ぼくは「弟」の危機に、どうやって立ち向かうのか!?
3話目もイヌ。仲良しの男の子と女の子は、それぞれペットのイヌを連れて散歩にいくのが日課でした。イヌ同士も、とても仲良しだったのです。でも、ある日突然、男の子のイヌが事故で亡くなりました......。
著者の朽木祥(くつき・しょう)さんは、『彼岸ばなはきつねのかんざし』(学習研究社)ほか、多数の人気作品をもつ作家。わかりやすい文章で、さらりと書きながらも、はらはらどきどき感を巧みにあおり、読み手を惹きつけて離しません。しかも、胸がじんと熱くなる読後感! 上品で生き生きと愛らしい、なんとも魅力的な挿絵は、版画家の片岡まみこ(かたおか・まみこ)さんによるものです。こんな児童書が、もっとふえればいいのにと、心から思いました。
この本は、頂き物です(わたしも、プレゼントをもらうことがあるのダ!)。
あんまり素敵なので、ここでご紹介しました。ぜひぜひ読んでくださいネ!