今年のノーベル物理学賞は重力波初検出に!
(しばらくご無沙汰だったこのブログですが、
これは、書かずにはいられない!♪)
やりました! 2017年のノーベル物理学賞は、重力波初検出の3氏に!
ライナー・ワイス(85)、バリー・バリッシュ(81)
とキップ・ソーン(77)各氏。
重力波は、重い天体(例:ブラックホール)などが動くとき、
その重力の影響で生じた空間のゆがみが、さざ波のように
周囲へ伝わる現象。
アインシュタインが一般相対性理論で存在を予言していたのが、奇しくも
約100年後の2015年に初検出され、翌2016年に発表され、翻訳作業中に
原書の初版が改訂され、それに併せて翻訳を直し、出版されたとたん、
重力波は満を持してノーベル賞に! 激動の展開でした。
受賞のお三人は、重力波を初検出したアメリカのLIGO(ライゴ)科学グループ
の共同研究メンバー。初検出記者会見の様子が活写されているのは、お三人と
親交があった著者ならではだと思います。なかなか難しい分野ですが、それでも、
社会人向け連続公開講座を視聴しているような、本当に楽しい著作でした。
おしゃれで楽しいのは、惜しくも今年61歳で他界された著者のお人柄だと思います。
講談社ブルーバックスB2027
『重力波で見える宇宙のはじまり』
どうぞよろしく!