☆「椰子の実」と75回目の終戦記念日☆
大好きな日本の歌曲の一つ「椰子の実」が
太平洋戦争で南方に送られた日本兵たちの
愛唱歌だったと知ったのは、つい最近のこと。
それまでは、
藤村が若き柳田国男の心情を詩に起こしたという
美しい歌詞も、三番の“たぎり落つ”はいかにもオーバー、
メロディーに助けてもらってない?なんて思っていたところ、
主人公を南方戦線の若き兵士たちに置き換えれば、
すっと心に入ってくるというもの。
当時、お国のためと招集され、あちこちに引き回され、
海を見てこの歌を歌い、いずれの日にかと思いながら、
生きて故郷に帰れなかった若い軍人さんが、どれほど
いらしたことか。
終戦75年目の本日。
こんな郊外の町でも、紙パック入りココナツ・ミルクまで
買えるようなりました。
復興の陰には多くの人の悲劇がかくれている。
戦争はいけないと、声に出そう
それが、戦争を知らずに生きてこられた自分の
無念のうちに亡くなった方々への
せめてものご供養であり責任だと、
改めて心から思うものです。