塩漬けにします。これ、わたしの数少ない特技(?)の一つで、手順はとてもかんたん。
まずは八重桜(ぼたんざくら)の花びらを手に入れます。おうちにあるかたは八分咲きのころ、木にお願いして、ゆずってもらいましょう。ないかたは公園または並木の枝から失敬してはいけないので、早めにお花やさんにお願いしておきましょう。写真は一枝で500円。花(満開に近い、でもがまん)は全体で100gでした。この花を枝からはずし、軽く水洗いし、水を切って懐紙(和紙)の上にとり、粗塩20gを振り、しなっとしたら梅酢20CC(白、なければ黒でも。それもなければ省略可)をまわしかけ、ボウルにとってお皿を上にのせ、重石(300gぐらい)を置いて1週間そのまま。その後、再び懐紙にとって、新聞紙を敷いたお盆の上に乗せ、2,3日陰干しを。いい具合にかわいたら、適当に塩(精製塩ではないほうがいい。今年はドイツの岩塩を挽いたものを使いました)をまぶして、びんづめにします。ときどき出して、白湯にとって頂いたり、桜湯漬けごはんにして頂いたり、塩抜きをして桜ご飯を炊いたりしても。生まれた家には大きな八重桜の木があって、晩春になると、ずっと前に亡くなった祖母がいつも、どっさり作ってくれました。あんなにじょうずにはできないし、市販のきれいな桜の花漬けも、もちろんあるけど、たまには手作りも楽しいものであります。いつか、お気が向いたら、お試しくださいネ。おかだ1週間+α・クッキングでした!