今朝パソコンをあけたら、Googlenの検索窓に
このイラスト。
きょうは、”あの”物理学者エルビン・シュレディンガー
(=シュレディンガーの猫の人)の生誕112年なんだそうです。
よく調べてるわねえ! Google!
あ、シュレディンガーの猫ってのは、要するに:----
量子論に関する思考実験の名前で。
蓋つきボックスに猫を1匹入れる。中には猫の他に、放射性物質の
ラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台。
もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、ガイガーカウンターが感知し、
その先に設置された青酸ガスの発生装置が作動。青酸ガスを吸った猫は死ぬ。
もし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、
猫は生き残る。
一定時間経過後、ボックスを開けると、
さて、猫の生死は?? という議論なんですが。
猫の生死はアルファ粒子が出たかどうかのみで決定される、となれば。
アルファ粒子は原子核のアルファ崩壊とともに放出するので、
ボックス内のラジウムが1時間以内にアルファ崩壊し
アルファ粒子が放出される確率は50%とする。
このボックスの蓋を閉めてから1時間後に蓋を開けて観測した場合、
猫が生きている確率は50%、死んでいる確率も50%。
したがって、この猫は、生きている状態と死んでいる状態が1:1で
重複していると解釈しなければならない。
経験上、猫が生きている状態と猫が死んでいる状態という二つの状態を
認識できるが、生死が重なりあった状態は認識できない。
つまり、論理は経験を超えられないってことですけど。
何もねこを引き合いにださなくてもねえ。。。
ともかく生誕112年、おめでとう! シュレディンガーさん!