受験生の親御さん、子育てに悩むご両親、上司と呼ばれる人びと、企業主----誰が読んでも
必ず!得るところがある1冊 ↓↓↓
“学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて
慶應大学に現役合格した話“(坪田信貴・著)
KADOKAWA 刊
これ、STORYS.JP (http://storys.jp/)で60万人が感動したという、
実話の完全版ですが、わたしも感動した一人なんです!
で、そのご報告を。
本書のあらすじは-----。
10年ほど前のある日、著者経営の塾に、一人の高2ギャルがお母さんとやってきた。
名古屋の有名私立校に中学から在籍していたものの、学習意欲皆無。内部からの
併設大学進学は拒絶され、外部受験となったと。それでも「なんとか、大学へ!」と
希望するお母さん主導で著者の塾へ。
面接してみればこのお嬢さん(=さやかちゃん:仮名)なんと聖徳太子を“せいとくたこ!
←”と読み、“太ってかわいそうな子だ”(←!)などと超ユニークな感想を述べ、日本地
図を描かせれば、紙の中央に丸を一つどかん、というツワモノ?? それでも著者は、
さやかちゃんの のびのびしたキャラクターに惹かれ、彼女の眠っている知性を一目で見抜き、
「じゃあ慶應受けてみようよ」と、一見無謀なオファーを。
さすがの天然さやかちゃんも最初は「ぜったい無理でしょ」と言っていたのに、著者の巧
みな呼びかけに応じ、著者と二人三脚で、ほとんどゼロから受験勉強を開始。周囲(先生
だの学友)からは「あなたにそんなの無理!」とバカにされつつ、1年間(実際は1年半
かな)の受験態勢をしっかり乗り切り、奇跡の如く目標の慶大に現役合格というお話。
でもこれ、けっして受験ハウツー書ではありません。
著者は「ぜったい無理と諦めていた夢を克服した体験。それが人生で一番大切なことだ」」
と信じ、その体験をさせることが教育者としての自分の務めと信じ、成功している!
本書では、夢は難関大学合格だったけれど、実は何でもいいんですよね。
たとえば調理師になることでも、恋人をもつことでも、留学することでも。
人が夢に向かって努力し、ハードルを次々と越えて夢を叶える。その<達成感>一つあれば、人生の荒波を、しっかり生きていけると思う。
そのヒントになるのが、本書です。
名門慶大合格ストーリー、ということで、受験生必読と言いたいところですが、実はこれ、
受験生の保護者にオススメしたい。受験生でなくても子育てに悩む親御さんに、さやかち
ゃんのお母さんの言葉をぜひ読んでください!
そして、もう一つ、見逃せないのは、著者の人を見る目なんですよね。
ぶっとび・さやかちゃんを見て、「この子はいける」と見抜いた眼力。
この部分を読めば、企業の採用担当の方々、教育担当の方々、上司と呼ばれる皆さんも、
きっと採用応募者や部下の方々の見方が、がらりと変わると思います。
表紙は、ちょっとコワイですけどね。中身は最高!